ホーム / 出版事業「成長のための言語化」シリーズ / マネージャーの言語化支援
A5判 156ページ ¥1,800円(税別)
書籍概要
「ウチのOJTは(O)お前ら(J)自分勝手に(T)適当にやれ、の略なんです」と話す、ある会社のマネージャー。一方で別の会社では、上司が手取り足取り指導した結果、自分で考えなくていいことを学習して「教わっていないので、できません」と言う部下が増えてしまいました。
本書が提案するのは、答えではなく答えの編み出し方、つまり仕事を通じた成長の仕方を指導するアプローチです。具体的には部下の「言語化能力」の向上を手助けすることに焦点を当てています。言語化能力といってもスピーチや文章力のことではありません。「この仕事ではどこに意識を向けるか」や「この仕事から何を学んだのか」などを言葉にして、日々の仕事から成長の手がかりを自覚的につかみ取るための技術です。
本書はIT・サービス・化学・重工業などさまざまな企業で教育用に使われていたテキストを書籍化したものです。いつ、何を、なぜ、どのように言語化するのかについて、基本的な考え方から具体的な表現例まで詳しく解説しています。部下のためだけではなく、自分自身の言語化能力を更に高めることにも役立ちます。
目次
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はじめに
- OJTというけれど【公開中】
- 積み重ねる人・繰り返す人【公開中】
- やりながら、より良いやり方をつくる
- 種まき、発見、収穫【公開中】
1. 発見の種まき
- 「気づき」と「仕事の定義」
- 達成してもうれしくない目標
- ゴールイメージとは何か【公開中】
- ゴールが変わると手段も変わる
- 大小さまざまなゴールイメージ
- ゴールイメージと仕事の面白さ
- あいまい言葉にご用心
- 指標と水準(何が・どのくらい)
- +αと余計なお世話は紙一重
- ゴールイメージに段階をつける
- 中間ゴールイメージを作ろう
- 中間ゴールイメージの落とし穴
- 「言われたことしかやらない」と文句を言う前に【公開中】
- ゴールイメージについての対話
- 決めつけずに実態をよく見る
- 意識するから気づく
- 目の付けどころの言語化
- お客様に向けた問い
- 違いをみつめる問い
- 自分に向けた問い
- 思い込みに挑む問い
- 問いのリスト
- 仕事と問いをセットで与える【公開中】
- みんなで種をまく
2. 発見の収穫
- 振り返りと感想は別物
- ていねいな言語化
- 経験情報の3点セット
- 3点セットが資産になる
- 3点セットの解像度を高める
- 3点セットの洗い出し方
- 質問によって言語化を支援する【公開中】
- フィードバックを求める
- ◯◯という意味では同じ
- 持論のかたち
- どのように持論化するか
- (1)材料にする3点セットについて
- (2)状況をどう表現するか
- (3)ねらいをどう表現するか
- (4)やり方をどう表現するか
- (5)名前のつけ方
- 持論の作成例
- 「学び方」を学ばせる【公開中】
- マイセオリーとパブリックセオリー
- マネージャーの成長と言語化【公開中】